西欧人のなした人種差別 大航海時代以後の西欧人は近代的な軍隊により世界の大半を侵略、植民地化していった。植民地支配を正当化するため西欧人の優勢が主張され「優等人種である白人が、劣等人種である非白人に文明を与えるのは義務である」とされた。この優位性は、「白人こそが最も進化した人類である」という価値観さえ生む結果となった(ラドヤード・キップリング「白人の責務」、セシル・ローズの“神に愛でられし国・イギリス”思想など)。この考え方は次第に肥大し、学術分野に於いても各人種間に特徴的な差異を「一方の人種が劣っている証拠」とする説が発表され、優生学の名で正当化された。この中にあって進化論は大いに捻じ曲げられ、後の文化人類学発達を大きく妨げたと考えられる。
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西欧人に対する差別 古代ローマ帝国が地中海沿岸を属州として支配していた時代、ガリア戦記によるとガリアに住む金髪碧眼の人々は蛮族と見なされていたことがわかる。また、イスラム圏でも金髪碧眼は差別の対象であり、奴隷売買をするときは女性の金髪を黒く染めて、商品として出荷されていた。西欧はルネサンスを迎えるまでは文化後進地域であり、後ウマイヤ朝の時代、西欧人はコルドバに留学し、先進文化を学んでいた。十字軍の時代においても西欧人はビザンツ帝国の人々やイスラム圏の人々から蛮族として見なされていたことは有名である。